ドジャース救援陣の危機

ドジャースがエンゼルスとの「フリーウエーシリーズ」で同一カード3連敗を喫した。これは2010年以来15年ぶりの屈辱であり、本拠地ドジャースタジアムでの3連敗は2023年以来2年ぶりのことだ。ナ・リーグ西地区首位を守っているとはいえ、その戦いぶりは通常とは異なるものとなっている。

けが人続出による投壊

先発投手では佐々木朗希、スネル、グラスノーが負傷者リスト入りし、一気に先発の層が薄くなった。先発が十分にイニングを重ねられないため、救援投手の負担が増大している。救援陣もパンク寸前で、トライネン、フィリップス、イエーツといった勝ちパターンの投手がけがで戦列を離れた。

フリードマン編成本部長の苦悩

昨季から続くけが人続出の負の連鎖に、フリードマン編成本部長は「その悩みが睡眠不足の原因だ」と話し、「これはまるでモグラたたきのようなもの。次々に新しい問題が出てくる。十分な投手層の定義なんて、幻想にすぎない。常にもっと多くが正解」と頭を抱えた。

今後の展望

ロバーツ監督はエンゼルスに3タテを喫した試合後、「正直、このシリーズは投手がうまく投げられなかった。それがすべて」と語った。19日のダイヤモンドバックス戦から、9カード連続で勝率5割以上のチームとの対戦となる。まだシーズンは序盤とはいえ、ドジャースにとっては踏ん張りどころだ。

結び

ドジャースの救援陣がけが人続出で危機的状況に陥っている。フリードマン編成本部長が頭を抱える中、昨季の悪夢が再び訪れるかどうかが注目される。