ソフトバンク・柳町達の打撃好調の秘密:黄色バットの効果とは
ソフトバンクの柳町達が好調をキープする秘密は、黄色のクリケット型バットにあり。その効果と練習方法を詳しく解説。

ソフトバンクのプロ6年目・柳町達外野手(28)が、今シーズン好調をキープしています。開幕当初は二軍で迎えたものの、主力選手の相次ぐ故障により4月下旬から定位置を確保。19日までに32試合に出場し、打率3割1分5厘、2本塁打、14打点を記録しています。
柳町の好調の秘密は、練習で使用している黄色のクリケット型バットにあります。試合前の打撃練習では、まずバットの平らな面でティー打撃を行い、その後通常のバットで練習に取り組みます。主にスイングの軌道を確認する目的で使用しており、「使いながら今後良し悪しが分かってくるのかな」と模索中です。
このバットを使い始めたのは、スタメン出場の機会が増えた4月下旬から。きっかけは、周東佑京内野手(29)が使っていたものを興味本位で借りたことでした。しかし、周東が死球を受けた影響で先月29日に登録抹消。黄色いバットも使えなくなるかと思いきや、周東が不在となった後も柳町が振り込む姿がありました。
柳町は「なんか、置いておいてくれたので」と話し、周東にも連絡を入れて許可を取り、その後も使用し続けてきました。貸し主の周東は20日の日本ハム戦(エスコン)から一軍に復帰予定で、今後は〝共同利用〟で鷹打線を活性化させていく予定です。