加治遥、全仏オープン予選で壮絶な死闘も逆転負け 初出場で白星逃す<女子テニス>
加治遥が全仏オープン予選で3時間40分の死闘を繰り広げるも、逆転負けで予選敗退。初出場での白星はならず。

テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は19日、女子シングルス予選1回戦が行われ、世界ランク219位の加治遥は同248位のM・ルブロワ(フランス)に7-6 (9-7), 5-7, 6-7 (3-10)の3時間40分に及ぶ死闘の末に逆転で敗れ予選敗退となった。
試合のハイライト
- 第1セット: 両者2度ずつブレークを奪い合いタイブレークに突入。加治は1度のセットポイントをしのぎ、接戦をものにして先行。
- 第2セット: 加治は第1ゲームでブレークを許すも、第4ゲームでブレークバックを果たす。しかし、終盤の第11ゲームで2度目のブレークを奪われ、1セットオールに追いつかれる。
- ファイナルセット: 加治は1ブレークダウンで相手のサービング・フォー・ザ・マッチとなる第10ゲームを迎える。マッチポイントを2本しのぎブレークバックに成功して土壇場で追いつくも、最後は10ポイントマッチのタイブレークをものにできず力尽きる。
加治遥の初出場
30歳の加治が同大会に出場するのは予選も含め今回が初。初出場での白星を目指すも、壮絶な死闘の末に予選敗退となった。
他の日本人選手の結果
同日に行われた予選1回戦では、世界ランク200位の日比野菜緒が予選2回戦進出を果たしたが、同182位の岡村恭香と同205位の石井さやかは予選1回戦敗退となっている。
次の対戦
勝利したルブロワは予選2回戦で世界ランク170位のN・ストヤノビッチ(セルビア)と対戦する。ストヤノビッチは予選1回戦で予選第28シードのV・カシンツェバ(アンドラ)を下しての勝ち上がり。