F1エミリア・ロマーニャGP:角田裕毅の復活とドライバーたちの絆
F1エミリア・ロマーニャGPで角田裕毅が大クラッシュから復活し、他のドライバーたちの優しさに感動が広がった。

大クラッシュからの復活
F1第7戦エミリア・ロマーニャグランプリ(GP)の決勝が現地18日に行われ、角田裕毅(レッドブル)はピットレーンから10位入賞を果たした。予選では大クラッシュに見舞われたが、無事に本戦に出場。レース前のイベントで見られた各ドライバーの優しさが溢れる行動に、日本人ファンだけでなく海外ファンからも「心温まる」「うれしい」といった声が上がっている。
ドライバーたちの優しさ
クラッシュから一夜明け、角田裕毅にドライバーたちが声をかけた映像が公開された。来場したファンに向けて本戦前に行われる恒例のドライバーズパレード。前日に大クラッシュした角田も、これまでと変わらぬ姿で登場した。パレードで使用するオープンバスに乗り込む前、レッドブル移籍前にレーシングブルズで同僚だったアイザック・ハジャーが角田のそばにやってきて、話しかけた。さらにフェラーリのルイス・ハミルトンが肩を抱きながら声をかけると、メルセデスのジョージ・ラッセルも後ろから肩を叩いてがっちり握手。角田と交流した。
ファンの反応
レッドブル・レーシング公式インスタグラムが「ドライバーズ・パレード トラックの復活」とつづって公開した動画には、海外ファンから「アイザックと一緒にいるユウキ、可愛い!」「ジョージとルイスがユウキに元気か尋ねているのが素敵」「みんなユウキが大好きだね」「ユウキが元気そうで嬉しい!!!」「isuki(アイザックとユウキ)のコンテンツ!ユウキを気遣う他のドライバーたちに心が温まる」など角田の無事を喜び、他のドライバーたちの思いやりに感激する声も上がった。
角田の決意
角田は決勝後のF1公式YouTubeのインタビューでクラッシュについて言及。「予選にはまだイライラしている。昨夜はあまり眠れなかったよ」と精神的に傷ついたことを告白。「とにかく前に進まなくちゃいけないし、受け入れるしかない」と次戦モナコGPでの巻き返しを誓った。