【ラグビー】クボタスピアーズ、東京サントリーサンゴリアスとの激闘を制し4強入り
クボタスピアーズが東京サントリーサンゴリアスとの激闘を制し、リーグワン1部プレーオフで4強入りを果たした。試合のハイライトと選手のコメントを紹介。

クボタスピアーズ、粘り強いサンゴリアスを撃破
2025年5月18日、東大阪市花園ラグビー場で行われたリーグワン1部プレーオフ準々決勝で、クボタスピアーズが東京サントリーサンゴリアスを20-15で下し、4強入りを果たした。試合は序盤からスピアーズがスクラムや波状攻撃で優位に立つも、サンゴリアスの粘り強いディフェンスに苦戦した。
立川理道の好プレー
インサイドCTBの立川理道は、試合中に何度も好突破を決めたが、スコアに繋げられなかったことについて「硬さみたいなものはあったかなと思います。でも、ゲーム中はそこまで(深刻に)感じることはなかったです」と振り返った。
サンゴリアスの奮闘
サンゴリアスは、主将の堀越康介を中心に局所的な好タックルを決め、スピアーズの攻撃を何度も阻止した。堀越は「(1人の走者に)2人で入る。ファイトして、ブレイクダウンカオスを起こす。それだけにフォーカスしました」と語った。
スピアーズの逆転劇
後半5分、スピアーズは一時勝ち越しに成功。FBの松島幸太朗が右奥のスペースへキックを放ち、WTBのチェスリン・コルビが追いかけてトライを決めた。その後もスピアーズは10-5と再逆転を果たした。
サンゴリアスの反撃
サンゴリアスは、SHの流大が敵陣10メートル線付近から高い弾道を放ち、敵陣22メートル線付近でボールを再獲得。13分にはラインアウトからのサインプレーで再び先行した。
最終盤の攻防
スピアーズは26、27分と敵陣22メートル線付近まで攻め込むも、サンゴリアスのジャッカルと落球に泣いた。32分にはタフなマークスのクラッシュで点差が20-12と広がった。
最後のアタック
サンゴリアスは最後のアタックを仕掛けるも、パスが繋がらず、ラストワンプレーでタッチラインの外へ楕円球を出した。立川は4強入り達成を喜びつつ、「ノックアウトステージでは、ポイントに変えられる部分でポイントしていかないとこういう(難しい)試合になる。(サンゴリアスの)しぶとさに対して、どこにボールを動かすか…ということは、次に向けて勝って反省できる」と締めた。