プレーオフ準決勝に向けた埼玉の準備

ラグビー・リーグワン1部の埼玉は、5月21日に埼玉県熊谷市内のグラウンドで全体練習を行いました。25日に秩父宮で行われるプレーオフ準決勝の東京ベイ戦に向けて、チームは万全の態勢を整えています。

ロビー監督の分析と期待

ロビー・ディーンズ監督（65）は、18日に大阪・花園ラグビー場で行われた準々決勝を視察しました。監督は「責任感ない状態でラグビーを見ることはあまりないので楽しかった」と笑いながらも、対戦相手をしっかり分析し、準決勝への準備を進めています。3季ぶりの日本一を目指すプレーオフへ「一番ベストな状態で準備できるかどうか。良い状態を保ってもらいたい」とポイントを挙げました。

稲垣啓太の状態

今月10日のレギュラーシーズン最終節・東京SG戦で途中出場からわずか2分で負傷交代したPR稲垣啓太（34）の状態が気になるところです。しかし、指揮官は「他の選手と何も変わらない。スクラムも対戦形式の練習もできている」と無事を強調しました。さらに「フルで練習に参加できていて問題ないと思う。一番良いのは、稲垣自身が自信を持っていること。彼自身、自分が何を背負っているか理解している選手。やはり彼の経験はプレーオフで生きてくる」と期待を寄せています。

チーム全体の状態

シーズン途中に出たケガ人も続々と復帰しており、埼玉は万全の状態でプレーオフに臨めそうです。チーム全体の士気も高く、準決勝での勝利を目指して全力を尽くすことでしょう。