東洋大・西川太基の逆転3ラン!就活アピール成功で社会人野球への道を切り開く
東洋大の西川太基が中大戦で逆転3ランを放ち、社会人野球関係者の注目を集める。井上監督の采配も光った。

東洋大・西川太基が逆転3ランで勝利を呼び込む
東洋大の西川太基外野手(4年=九州学院)が、中大戦でリーグ戦1号となる逆転3ランを放った。3-5で迎えた3回2死一、二塁から、中大・子安の甘く入った直球をバックスクリーンへ運び、チームを勝利に導いた。
井上監督の“親心采配”
井上大監督(51)は「西川はまだ就職が決まっていないんですよ。社会人野球の関係者の目に留まってくれれば」と語り、西川の活躍を期待していた。その期待に応える形で、西川はここ一番で長打力と直球に強いという武器を発揮した。
西川の心境と目標
西川は「こういうチャンスは多くないので、1打席1打席後悔しないようにいこうと思った」と振り返り、満面の笑みを広げた。彼の目標はヤクルトの村上だ。中学、高校と同じチームで、村上から「練習はうそをつかない」「辛抱強く」という言葉を学んだという。
チームの今後
チームは前カードで勝ち点2を挙げ、1部残留を確定させている。井上監督は「上も下もないので、来季へ向けて経験を積ませたい。もちろん緩むことなく戦います」と、やや柔和な表情で今後の戦いについて語った。
社会人野球へのアピール
西川は「社会人野球でやりたいのでアピールするしかない」と意気込み、今回の活躍が社会人野球関係者の目に留まることを期待している。