【第86回オークス】エンブロイダリーが歴代最多11勝の9番枠を獲得!牝馬クラシック2冠への挑戦
第86回オークスでエンブロイダリーが歴代最多11勝の9番枠を獲得。牝馬クラシック2冠への期待が高まる。

エンブロイダリーが9番枠を獲得
第86回オークス・G1(5月25日、東京・芝2400メートル)の枠順が22日に決定し、クラシック2冠を目指すエンブロイダリーが馬番別成績で最多の11勝を挙げてきた9番枠に決まりました。森一調教師は「ちょうどいいところだと思います」と手応えを感じています。
歴代最多11勝の9番枠
エンブロイダリーが引き当てたのは5枠9番。この枠からは2006年にカワカミプリンセスが無敗で制し、2014年にはヌーヴォレコルト、2021年にはユーバーレーベンも勝利を収めています。オークス史上歴代最多11勝を挙げる馬番に決まったことで、牝馬2冠への期待はさらに高まっています。
未知なる馬場が最大の敵
稍重の桜花賞で1冠を手にしたエンブロイダリーですが、府中の芝の状態は1週ごとに目まぐるしく変化しています。2週前に行われたNHKマイルCではインを突いたマジックサンズが頭差2着と気を吐きましたが、先週のヴィクトリアマイルは外から差し込んだ組のワンツー決着となりました。週末の天気予報は傘マークが並ぶだけに、進路選択が大きなカギを握りそうです。
万全の態勢
21日には美浦・Wコースでルメールを背に抜群のデモンストレーションを消化し、2月のクイーンC以来の手綱を執った鞍上を「完璧な追い切り」とうならせる“2冠仕様”の動きを披露しました。翌22日は厩舎周りの引き運動で調整し、トレーナーは「追い切り後も変わらず落ち着いているし、いい雰囲気」と気配の良さを伝えています。
エンブロイダリーの牝馬クラシック2冠への挑戦は、万全の態勢で臨むことになりそうです。(石行 佑介)