【宝塚記念】武豊騎手が19年ぶり5勝目!メイショウタバルが鮮やかな逃走VでGⅠ初制覇
2025年宝塚記念で、武豊騎手が19年ぶり5勝目を達成。7番人気のメイショウタバルが鮮やかに逃げ切り、GⅠ初制覇を果たした。

鮮やかな逃走VでGⅠ初制覇
2025年6月15日、阪神競馬場で行われた宝塚記念で、7番人気のメイショウタバルが鮮やかに逃げ切り、GⅠ初制覇を果たしました。武豊騎手(56)は、2006年のディープインパクト以来、19年ぶりの宝塚記念勝利となり、自身の持つ最多勝記録を更新する5勝目を飾りました。
レースの流れ
レースは、メイショウタバルが発馬を決めると、二の脚を使ってハナへ。1000メートル通過は59秒1で、後続に脚を使わせながらも、スローペースに落とさない絶妙なラップを刻みました。直線入り口では1番人気のベラジオオペラが並びかけてきましたが、メイショウタバルは余力十分とばかりに突き放し、3馬身差をつけて勝利しました。
武豊騎手のコメント
「涙が出そうになるぐらいうれしかったです。人がつないでくれた馬の縁、馬がつないでくれた人との縁。いろんな思いがありますね」と武豊騎手は感激の言葉を述べました。
石橋守調教師の勝利
石橋守調教師(58)は、開業12年目でGⅠ初勝利を飾りました。石橋師は、「騎手の時はうれしいばっかりでしたけど、(調教師になってからは)涙が出ましたね。オーナーに少しでも恩返しができたかな」と目頭を押さえました。
メイショウタバルの成長
メイショウタバルは、春のドバイ遠征を経験してメンタル面が一気に成長。今までは父譲りの激しい気性面が災いして暴走してしまうことがありましたが、慣れない環境に身を置くことで折り合いがつくようになり、もともと高かった能力を最大限に発揮できました。
結果
1着:メイショウタバル(7番人気) 2着:ベラジオオペラ(1番人気) 3着:ジャスティンパレス(10番人気)