人気馬の勝敗

2025年春のG1レースでは、1番人気の馬が2勝、2着2回、3着1回と健闘しましたが、残りの4レースでは掲示板を外しています。複勝圏で見ると、1番人気5回、2番人気5回、3番人気3回と、上位人気馬が安定した成績を収めています。特に注目すべきは4番人気の馬で、1勝2着2回3着3回と6度馬券に貢献しています。オークスでは離れた4番人気のカムニャックが制し、単勝は1430円付きました。

配当の傾向

1番人気が勝ち切れていないレースが多い割には、単勝配当の平均は約831円とおとなしい結果となりました。9番人気のパンジャタワーが勝ったNHKマイルCは3連単150万超と荒れましたが、次に高配当だったのはオークスの130640円でした。その他の7レースは3万円台以下に収まっています。

牧場の活躍

勝ち馬の生産牧場はノーザンファーム5頭、社台ファーム2頭、白井牧場、チャンピオンズファーム各1頭と、ノーザンファームが圧倒的な強さを見せました。ノーザンファーム生産馬はフェブラリーS、桜花賞、皐月賞、天皇賞・春、ヴィクトリアマイルを勝っていますが、関西馬は皐月賞のミュージアムマイル（高柳大）だけでした。関東所属のノーザンファーム勢が頑張っています。

厩舎・騎手の活躍

勝利厩舎は美浦5勝、栗東4勝と拮抗しています。東東西東西東西東西と交互に勝っており、ダービーは関東勢の順番かもしれません。勝利騎手をみると外国人ジョッキーが7勝と圧倒しています。短期間で3勝を挙げたモレイラは皐月賞でもミュージアムマイルを一冠目へ導きました。ダービーは母国競馬シーズンのため戻ってこないが、代わりに鞍上を託されたのは天皇賞・春を勝ったレーンです。