【日本ダービー】武豊騎手とサトノシャイニングが挑む新たな伝説 - 親子三代制覇の偉業
第92回日本ダービーで、武豊騎手とサトノシャイニングが親子三代制覇の新たな伝説に挑む。

武豊騎手とサトノシャイニングの新たな挑戦
第92回日本ダービー・G1(6月1日、東京競馬場・芝2400メートル)で、皐月賞の2~5着馬が反撃を狙っています。中でも注目されているのが、サトノシャイニングと武豊騎手(56)の初コンビです。
サトノシャイニングの血統と戦績
サトノシャイニングは、レジェンド武豊騎手とともに偉業に挑みます。武豊騎手はこれまでにディープインパクト、キズナと日本ダービー馬を育て上げてきました。親子三代制覇となればJRA史上初の快挙ですが、同一騎手による制覇は世界的にも前代未聞です。
レース前の調整
21日の1週前追い切りで、武豊騎手はサトノシャイニングと初めてのコンタクトを図りました。栗東・CWコースで6ハロン80秒4―11秒2と、ラストは鋭く伸びました。武豊騎手は「もっとテンションが高いかと思ったけど、それほどではなかった。さすがにいい動き。ディープよりはキズナという感じがするね」と、手綱を執った当人にしか分からない感触を伝えました。
皐月賞での経験
皐月賞では、道中で接触する不利や16番枠で外、外を回る距離ロスも大きかったですが、大敗しなかったのは底力の証明です。武豊騎手は「前進気勢が強いので、競馬でもその辺がポイントになる」とカギを挙げました。
武豊騎手の意気込み
武豊騎手は「毎年『どの馬でいけるかな?』とダービーはすごく考える。俺たちにとっては明確な目標。何回乗っても、何回勝ってもワクワクする。相手もそろっているし、難しいだろうけど勝ちたいね」と胸を高鳴らせています。7勝目で自身の持つ最多勝記録を更新し、「ダービー馬はダービー馬から」の格言を現実のものにしてみせます。
(戸田 和彦)
報知新聞社