早田ひなの世界卓球選手権での戦い

2025年5月17日から25日にかけて、カタール・ドーハで開催された『世界選手権 個人戦』。日本のエース・早田ひな（24）は、女子シングルス準々決勝で敗退し、２大会連続のメダル獲得はならなかった。

パリ五輪の影響

パリ五輪で負った左腕のケガの影響はまだ続いており、復帰後も「前の自分に戻ることはできない」と語る早田。今回の大会は、自身の現在地を確認するための重要な機会だった。

試合の詳細

1回戦ではアディナ・ディアコヌにストレート勝ちを収め、順調な滑り出しを見せた。4回戦では世界ランキング23位の石洵瑶と対戦し、激しいラリーの末に4-2で逆転勝利を収めた。しかし、準々決勝では世界ランキング3位の陳幸同に0-4で敗れ、ベスト8で大会を終えた。

未来への展望

ロス五輪での金メダル獲得を目指す早田にとって、次回の五輪からの種目変更が鍵を握る。男女それぞれ団体が廃止となり、混合団体が追加されるなど、新たな競技への適応が求められる。

ライバルの台頭

今回の大会では、張本美和と大藤沙月が複数種目で活躍し、早田の地位は決して盤石ではない。同学年の伊藤美誠もシングルスで銅メダルを獲得し、早田の挑戦は続く。

結論

パリ五輪を経験した2024年を経て、選手として新たなフェーズに入る24歳のサウスポーエース。早田ひなの挑戦はまだまだ続く。