86年ぶりの早明優勝決定戦!早大・伊藤樹の「怒濤の5連投」で歴史的勝利
早大のエース・伊藤樹が5連投で5連勝を達成し、86年ぶりの早明優勝決定戦へと導いた。歴史的な勝利の裏側を紹介。

86年ぶりの早明優勝決定戦
早稲田大学(早大)のエース・伊藤樹が、東京六大学野球春季リーグ戦で「怒濤の5連投」を達成し、5連勝を飾りました。これにより、早大は明治大学(明大)との優勝決定戦に進出し、86年ぶりの歴史的な瞬間を迎えました。
伊藤樹の活躍
伊藤樹は、前日の試合で126球を投げたにもかかわらず、9回に救援登板し、1点リードを守り切りました。9回2死満塁のピンチでは、左の強打者・横地広大に対してスプリットを決め、力のない飛球を誘い出し、試合を締めました。
「絶対にエースが抑えないといけない場面。何とか抑えられて良かった」と伊藤は語り、満員の観衆の中でプレーできることに感謝の意を表しました。
早明優勝決定戦
早大と明大は勝ち点と勝率で並び、昨秋に続いて早明による優勝決定戦が行われることになりました。これは1939年の早慶戦以来、86年ぶり2度目の出来事です。
伊藤は昨秋の優勝決定戦で宗山(現楽天)を無安打に封じるなど、3安打完封を達成しましたが、「そんなにうまくはいかない。何とか勝てるようにゲームをつくって、試合を終わらせるのが仕事」と意気込んでいます。
怒濤の5連投
伊藤の活躍は、明大2回戦でのノーヒットノーランから始まりました。その後、先発、抑え、先発、抑えと4連投をこなし、4連勝に導きました。小宮山悟監督も「明大2回戦から『怒濤の5連勝』を掲げ、ここまで来た。怒濤の5連投で5連勝。流行語大賞、狙っています!」と3連覇へ意気揚々です。
今後の展望
早大は3日の優勝決定戦で明大と対戦し、3連覇を目指します。伊藤樹の「一球入魂」の投球が、再び歴史を刻むことになるでしょう。