C大阪の高橋仁胡が北野颯太への感謝を込めたJ初ゴール!海外挑戦する北野にエール
C大阪の高橋仁胡が北野颯太への感謝を込めたJ初ゴールを決め、海外挑戦する北野にエールを送った。

C大阪の高橋仁胡が北野颯太への感謝を込めたJ初ゴール
◆明治安田 J1リーグ▽第19節 C大阪4―2清水(1日・ヨドコウ桜スタジアム)
C大阪が前半戦ラストゲームを勝利で飾り、3戦連続負けなし(2勝1分け)とした。DF高橋仁胡はチームを同点に導いたJ初得点で貢献。オーストリア1部のザルツブルクへの移籍準備のため、この試合を最後にチームを離脱するMF北野颯太の国内最終戦に花を添えた。
試合の流れ
立ち上がりに失点を許したが、前半10分。持ち上がったFWルーカスフェルナンデスからペナルティーエリア内で北野にパスが渡ると、ゴール手前で後ろから倒されてPKを獲得した。北野自らキッカーを務めたが、これは相手GKにセーブされてゴールならず。しかし、その直後のCKで高橋が頭で合わせてゴールネットを揺らし、J初得点をマークした。その後勢いづいたチームは逆転。
高橋仁胡のコメント
「うれしい気持ちが一番。自分はこのために毎日練習している。(キッカーを務めることも多いため、CKから頭は)結構珍しい」と笑顔で振り返った。
北野颯太との絆
出会いは2022年のU―19日本代表だった。C大阪入りを決めた理由にも「結構大きい理由だった」と話す、北野の存在。「初めて会ったトゥーロンから仲良くなって、アジア杯もW杯(ともに世代別代表)も一緒で、とてもいい友達になって。彼が海外行くことはさみしいけれど、自分の夢も海外ですること。一緒にできたことに感謝」と、脳裏で巡る思い出を振り返るように言葉をつなぐ。
チームメイトへの感謝
「みんなも外す時もあるし、そこで助け合っていけるのが一番。自分がミスした時も、周りの選手が手伝ってくれる。いつもありがたいし、颯太もPKを外したけど、その後はアシストもして素晴らしいプレーを見せた。颯太も助かったかもしれないけど、颯太もみんなのことを助けてくれた」と最後まで、高橋は北野への感謝を述べた。
北野颯太の反応
その思いを体現するように、北野をカバーする形で生まれた“恩返し”J初ゴールに、北野本人も「ホンマにホッとしましたね…。まさか、にこに助けられるとは(笑)。感謝しないといけない」と表情がほころんだ。