【仏ダービー】カミーユピサロが圧巻の勝利!ムーア騎手とオブライエン師の黄金コンビが再び輝く
2025年仏ダービーで、カミーユピサロがライアン・ムーア騎手とエイダン・オブライエン調教師の下、見事な勝利を収めました。

レース概要
2025年6月1日、シャンティイ競馬場で行われた仏ダービー(ジョッケクルブ賞)は、G1芝2100メートルのレースとして18頭の3歳牡牝が出走しました。アイルランドから参戦したカミーユピサロ(牡、A・オブライエン、父ウートンバセット)が1番人気に応え、昨年のジャンリュックラガルデール賞に続くG1・2勝目を挙げました。鞍上はライアン・ムーアで、勝ちタイムは2分4秒40でした。
レースの展開
同じ厩舎のトリニティカレッジが先行し、最内枠から好位のラチ沿いを進んだカミーユピサロ。最後の直線で内ラチ沿いを鋭く突き抜け、ゴール前の大接戦を制しました。半馬身差2着に地元ファーブル厩舎のクアリフィカー。3着に英国からの遠征馬ディテインが入り、今年初戦までキーファーズ(松島正昭代表)の勝負服だったトリニティカレッジも早め先頭から4着に粘りました。
調教師と騎手のコメント
カミーユピサロを管理するエイダン・オブライエン調教師は21年のセントマークスバシリカに続く仏ダービー2勝目を達成しました。オブライエン厩舎&ムーア騎手は仏2000ギニーをアンリマティスで制しており、異なる馬で仏2冠を達成しました。オブライエン師はカミーユピサロについて、「(前走の)プールデッセデプーラン(仏2000ギニー)の後、(騎乗していた)クリストフ・スミヨン騎手が馬を下りてすぐに『ジョッケクルブ賞(仏ダービー)』に出走させるべきだ、と言ってくれました。マイラーでしたが、2000メートルを走れる。まさにフランスダービーを勝つための馬でした」とコメントしました。
ムーア騎手も「とてもスムーズに競馬ができました。いい枠に入り、ペースも速くなく、リラックスしていました。反応も良かった。(以前はうまく乗りこなせなかったが)クリストフ・スミヨンが私に彼の乗り方を教えてくれました」と謙遜しつつ、勝因を語っています。