トロヴァトーレの躍進に注目

2025年の安田記念は、例年とは少し異なる点があります。過去10年間で2勝、2着5回の好成績を残している前走ヴィクトリアマイル組が不在です。そのため、トロヴァトーレが勝ったダービー卿CTに注目が集まっています。このレースからのローテーションでも2頭（2015年モーリス、2016年ロゴタイプ）の勝ち馬が出ています。

ダービー卿CTでの勝利

トロヴァトーレは、内枠で前に壁をつくれて折り合えたことと、直線で迷わずラチ沿いを攻めたモレイラ騎手の好騎乗も大きかったです。デビューからの最高馬体重だった508キロでの勝利で、パワーアップしていることは明らかです。ダービー卿CTが重賞初勝利で、続く安田記念も制した2015年のモーリスと似た成長曲線を描いています。

マイル戦での実績

ここまでマイル戦は5戦4勝、2着1回と高い適性があります。安田記念と同じ舞台の3走前のキャピタルSでは、ウォーターリヒトと鼻差の2着。コースが替わっても問題はありません。初戦、2戦目を連勝し、昨年の報知杯弥生賞で1番人気に推されていた素質馬です。本格化ムードの今なら、G1でも軽視は禁物です。

今後の展望

トロヴァトーレの今後の活躍に期待が集まっています。安田記念での勝利を目指し、さらに成長を続ける姿を見守りたいです。