ジョコビッチ、全仏オープンで歴史的100勝達成!ナダルに次ぐ記録を樹立
ノヴァーク・ジョコビッチが全仏オープンで100勝を達成し、ナダルに次ぐ史上2人目の記録を樹立。16年連続19度目のベスト8進出も果たす。

テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)では、第6シードのノヴァーク・ジョコビッチ(セルビア)が世界ランク81位のキャメロン・ノリー(イギリス)を6-2, 6-3, 6-2のストレートで下し、16年連続19度目のベスト8進出を果たしました。この勝利により、ジョコビッチは大会通算100勝を達成し、昨年引退したラファエル・ナダル(スペイン)の112勝に次ぐ最多勝利記録を樹立しました。
ジョコビッチの圧倒的な試合展開
ジョコビッチは第1セットで1度ブレークを許したものの、自身は2度のブレークを奪い先行しました。第2セットではミスを多発し第1ゲームをラブゲームで落としましたが、第4ゲームでブレークを返し、第7ゲームでは1度ブレークポイントをしのぎ、5度のデュースの末にキープに成功しました。直後のリターンゲームでロングラリーを制して再びブレークを奪い、1ブレークの差を守り切ってセットカウント2-0と勝利に王手をかけました。
第3セットでの決定的な攻撃
第3セットに入ってもジョコビッチの勢いは衰えず、ドロップショットを多用するなどコートを広く使った攻撃でノリーを揺さぶり、2度のブレークに成功しました。最後までリードを守りきり勝利を収めました。
次なる対戦相手
ジョコビッチは準々決勝で第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と顔を合わせます。ズベレフは4回戦で世界ランク35位のタリック・フリークスポール(オランダ)と対戦し、6-4, 3-0となった時点でフリークスポールが棄権を表明し、思わぬ形でベスト8進出を果たしました。
ジョコビッチは四大大会のシングルスで男女を通じて歴代最多となる25度目の優勝を狙っています。今大会、1回戦で世界ランク98位のマッケンジー・マクドナルド(アメリカ)、2回戦で同73位のコンスタン・ムーテ(フランス)、3回戦で予選勝者で同153位のフィリップ・ミソリッチ(オーストリア)をいずれもストレートで下し4回戦に駒を進めました。
この勝利は、ジョコビッチのキャリアにおける重要なマイルストーンであり、テニス史に新たな1ページを刻むものとなりました。