世界ランク361位の快進撃!ロイス・ボワソンが全仏オープンで1億円獲得
世界ランク361位のロイス・ボワソンが全仏オープンで快進撃を続け、ベスト4進出と1億円以上の賞金を獲得。彼女の夢と決意に迫る。

ロイス・ボワソンの快進撃
テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)では、ワイルドカード出場の世界ランク361位、ロイス・ボワソン(フランス)が第6シードのM・アンドレーワを7-6 (8-6), 6-3のストレートで破り、四大大会初出場でベスト4進出を果たしました。この勝利により、ボワソンは今大会だけで1億円以上の賞金を獲得することとなりました。
大会の軌跡
22歳のボワソンは、今大会で四大大会の本戦初出場を果たしました。1回戦では第24シードのE・メルテンス(ベルギー)、2回戦では世界ランク113位のA・カリニナ(ウクライナ)、3回戦ではワイルドカード出場の同138位のE・ジャクモ(フランス)、4回戦では第3シードのJ・ペグラ(アメリカ)を破り、快進撃で8強入りしました。
準々決勝の勝利
準々決勝では、18歳で世界ランク6位のアンドレーワとの対戦となりました。ボワソンは相手に3度のブレークを許しながらも、母国の観客の声援を力に積極的な姿勢を崩さず、リターンゲームでは5度のブレークに成功。試合を通じて24本のウィナーを決め、2時間8分でペグラ戦に続きまたしても大金星を挙げベスト4進出を果たしました。
賞金と夢
四大大会は賞金が高額で、本戦の1回戦に出場するだけでも1,000万円以上を獲得できます。今大会前まで生涯獲得賞金が約2,100万円だったボワソンですが、4強入りしたことで今大会だけで自身の生涯獲得賞金の約5.7倍となる約1億1,200万円の賞金を少なくとも手にすることが決まりました。
次の準決勝にも勝利すると賞金は約2億700万円となり、さらに優勝を果たすとその賞金は約4億1,500万円となります。
ボワソンの決意
ボワソンは試合後の会見で優勝を目指すと語りました。
「テニスをする子供なら誰でもグランドスラム優勝の夢を持っていると思う。フランス人にとってローラン・ギャロス(全仏オープン)で優勝することはなおさらだ。これは夢。もちろん、その夢を追いかける。私の夢は準決勝に進むことではなく、優勝すること。そのために全力を尽くす」
ボワソンは準決勝で第2シードのC・ガウフ(アメリカ)と対戦します。ガウフは準々決勝で第7シードのM・キーズ(アメリカ)を下しての勝ち上がりです。