メルセデスAMGがモンツァで初勝利!GTワールドチャレンジ・ヨーロッパの激闘を徹底解説
メルセデスAMGがGTワールドチャレンジ・ヨーロッパでモンツァ初勝利を達成。レースのハイライトとドライバーの活躍を詳しく紹介。

メルセデスAMGのモンツァ初勝利
2025年6月1日、イタリアのモンツァで行われたGTワールドチャレンジ・ヨーロッパ/エンデュランス・カップの一戦で、ウインワード・レーシングの48号車メルセデスAMG GT3 Evoが優勝を飾りました。この勝利は、メルセデスAMGにとってモンツァでの初めての総合優勝であり、歴史的な瞬間となりました。
レースのハイライト
レースはポールポジションからスタートしたメルセデスAMGチーム・ゲットスピードの17号車が序盤から圧倒的な強さを見せました。しかし、レース中盤に差し掛かる頃、フルコースイエローが発生し、ピットストップのタイミングが大きく影響しました。17号車はニュートラル化前にピットインし、48号車メルセデスと007号車アストンマーティンがコーション中にピットインすることで、両車がトップと2番手に浮上しました。
ドライバーの活躍
メルセデスAMGのファクトリードライバーであるファビアン・シラーは、苦戦する007号車アストンマーティンのマルコ・ソーレンセンを素早くかわし、2番手を奪い返しました。シラーはその後、レース最速ラップを記録し、ウインワードへのギャップを徐々に縮めていきました。しかし、シラーからルカ・シュトルツへと交代した後、左前輪の固定不良によりリタイアに追い込まれてしまいました。
表彰台の結果
2位にはガレージ59の59号車マクラーレン720S GT3 Evoが入り、総合表彰台最後の一角はコムトゥユーレーシング007号車アストンマーティン・バンテージGT3が占めました。ウインワードの48号車メルセデスAMGは、チェッカーフラッグをほんの一瞬早く受け、レースタイムは2時間59分59秒6となりました。
その他のクラス結果
総合4位に入ったアル・マナール・レーシング・バイ・WRTの777号車BMW M4 GT3 EVOが、ゴールドカップ優勝を果たしました。小高一斗の加わるノルディック・レーシングの611号車メルセデスは総合33位、ゴールドカップ6位で完走を果たしています。シルバーカップを制したのは、センチュリー・モータースポーツの42号車BMW。ルトロニック・レーシングの97号車ポルシェ911 GT3 Rが総合10位に入ってブロンズカップ優勝を手にしました。
次戦の予定
GTWCヨーロッパ/エンデュランス・カップの次戦は、6月28〜29日に行われるクラウドストライク・スパ24時間レースとなります。今後のレースにもご期待ください。