ハミルトンの苦戦

2025年F1第9戦スペインGPで、ルイス・ハミルトンは自身のレースを「最悪のレースだった」と表現し、大きな失望を隠せませんでした。フェラーリのチーム代表フレデリック・バスールは、ハミルトンを擁護し、レース終盤にマシンに問題があったことを明らかにしました。

ルクレールの活躍

一方、チームメイトのシャルル・ルクレールは、2戦連続の表彰台を目指して奮闘しました。ルクレールは最終スティントで新品のミディアムタイヤを使用し、ハミルトンとの差を縮めました。しかし、ハミルトンのマシンに発生した問題が結果に影響を与えたとされています。

フェラーリの戦略

バスールは、ハミルトンのマシンに発生した問題の詳細については明らかにしませんでしたが、ルクレールのマシンにも小さな問題があったことを認めました。また、メルセデスのトト・ウォルフ代表がフェラーリのオイル漏れについて言及していたことに対し、バスールは「オイルの問題ではなかった」と反論しました。

レースの詳細

ハミルトンは、ユーズドのソフトタイヤでレースをスタートし、16周目にミディアムタイヤに交換しました。その後、46周目に中古のソフトタイヤに再度交換しましたが、ルクレールから19秒遅れていました。最終的に、ハミルトンはニコ・ヒュルケンベルグに追い抜かれ、5位でフィニッシュしました。

バスールのコメント

バスールは、ハミルトンのペースが落ちた理由について詳しく説明しませんでしたが、ハミルトンがレースの70%でジョージ・ラッセルを上回っていたことを指摘しました。また、ハミルトンがセーフティカー導入前の最後のスティントでマシンに問題を抱えていたため、結果が悪化したと述べました。

[オートスポーツweb 2025年06月04日]