Jリーグ激闘!アビスパ福岡の勝利を支えた「博多のメッシ」と岩崎の絶妙な連係
アビスパ福岡がルヴァン杯で広島に勝利。紺野和也と岩崎悠人の連係プレーが勝利の鍵を握った。

勝利の鍵を握った紺野と岩崎の連係
2025年6月4日、福岡・ベスト電器スタジアムで行われたYBCルヴァン・カップPOラウンド第1戦で、アビスパ福岡が広島に1-0で勝利しました。この試合の決勝点は、後半10分にウェリントンが決めたゴールでしたが、その裏には紺野和也と岩崎悠人の絶妙な連係プレーがありました。
紺野和也の活躍
後半10分、右サイドの紺野和也がペナルティーエリア内に侵入してきた名古新太郎にパス。名古は体勢を崩しながらも左へ出し、ゴール前で待っていたウェリントンが流し込みました。このゴールは、金明輝監督が目指してきた「PA内でのもうひと工夫」を実践したものでした。
岩崎悠人のスペース作り
金監督が「見逃したくない」と強調したのは、紺野にボールが渡る直前の場面でした。右サイドにいた岩崎悠人が俊足を生かし、広島DFの背後を狙ってダッシュ。相手が対応に迫られたことで右サイドに広大なスペースができ、紺野が自由にプレーできました。紺野も「(岩崎は)スピードも速いので、あれだけ走ってくれると相手も気にせざるをえない。すごいスペースをつくってくれた」と感謝しました。
今後の展望
紺野と岩崎は後半36分に交代。ピッチを後にする際に笑顔ものぞかせた紺野に対し、岩崎は足を痛めたようなしぐさを見せて担架で運ばれました。「もっと良いコンビネーションが出せそう」と話す紺野を生かし、左右どちらかもゴールに襲いかかる多彩な攻撃で得点力不足の改善を図れるか―。8日のアウェーでの第2戦に向けた岩崎の回復具合が注目されます。