Jリーグ新星・大竹優心が天皇杯で初先発へ!19歳の闘志と成長
J1新潟のMF大竹優心が天皇杯2回戦で今季公式戦初先発を目指す。19歳の若きスターの成長と闘志に注目。

大竹優心、天皇杯2回戦で初先発を目指す
J1新潟のMF大竹優心(19)が、11日の福山シティFC(広島県代表)との天皇杯2回戦で今季公式戦初先発を勝ち取ろうと燃えている。日本代表MF佐野海舟(24)のプレーを参考にボランチとしてのスキルが向上。幼少期から通っていたビッグスワンのピッチに立ち、親孝行をするためにもアピールを続ける。
シーズン前半戦の苦悩と成長
シーズン前半戦は、4月のルヴァン杯2回戦の松本戦で途中出場したのみ。「そんな簡単なものじゃない」。J1のピッチに立つ難しさを痛感した大竹は、下を向くどころか後半戦への糧にしている。「天皇杯を目標にしている。出たら、そこでチャンスをつかむか、つかまないかが、今後のリーグ戦で試合に絡めるかにも懸かってくる」と気合十分だ。
ポジショニングの向上と自主練習
ポゼッションにこだわるチームでスタメンに名を連ねるため、ポジショニングの向上は意識してやってきた。自主練習ではボールを止める、蹴るの基礎技術を磨き、キャンプ期間など以前まではあった先輩たちへの遠慮もなくなった。
守備の自信と憧れの存在
得意の守備についても「練習でボールを取り切る部分は多くなってきている」と自信を示す。参考にしているのは、日本代表MF佐野海舟だ。所属するドイツ1部マインツでは走行距離リーグ1位を記録。屈強な相手に球際の強さも見せて、チームの6位躍進を支えた。「プレー集も見ている。いつか超えたい」と大竹。憧れの存在から刺激を受け、練習では運動量はもちろん「気持ちで負けないことは意識してやっている」と高い強度で球際で戦い続けている。
家族への感謝とホームでの活躍
3日までのオフは新潟市内の実家で家族と過ごした。昨季期限付き移籍していたYS横浜では家族に試合を見てもらったが、今季はまだ。「ビッグスワンに連れて行ってもらっていた。そこで自分がプレーしている姿を親に見せたい」。感謝を伝えるためにも、ホームで行う福山シティFC戦出場は譲れない。
練習での活躍とサポーターへのアピール
前日に続いて一般公開された5日の練習では、最後のハーフコートゲームで鋭いシュートを決めて「そういうのも持っている。サポーターも見ていたので」とニヤリ。フィールドプレーヤーではチーム最年少の19歳が、天皇杯をきっかけに“成り上がり”を狙う。