第107回全国高校野球選手権富山大会:審判講習会で判定技術を磨く
第107回全国高校野球選手権富山大会に向けた審判講習会が富山市民球場で開催され、60人の審判が参加して判定技術を磨きました。

2025年6月8日、富山市民球場で第107回全国高校野球選手権富山大会(7月8日開会式)に向けた審判講習会が開催されました。約60人の審判が参加し、富山東、不二越工、富山国際大付、新湊、小杉の部員が協力しました。
講習内容
大会のルールを確認した後、全員がグラウンドへ移動し、球審を務める際の足や頭の位置、塁審の位置取り、打撃妨害などの特殊ケースまで様々な場面を想定した動きに取り組みました。
指導の様子
西田秀幸審判長やベテラン審判が一つひとつのプレーを細かく指導し、「判定はテンポ良く」「大きく分かりやすいコールを」などとアドバイスしました。実戦形式では「立ち位置が悪い。それではプレーが見えない」「もっと1歩目を早く」など厳しい指摘も飛び、緊張感にあふれていました。
参加者の声
講習会に初参加した富山市の中学校教諭、森順平さん(35)は、「子どもたちの成長をグラウンドで見たいと思い、講習に参加した。審判特有の動きもあり、大変、勉強になった」と話しました。南砺市から参加した会社員、吉尾脩さん(24)は、「ずっと審判をやってみたいと思っていた。判定だけでなく、選手への声かけの大切さなども学べた」と語りました。
この講習会を通じて、審判たちは判定技術を磨き、今後の大会での活躍が期待されます。(前多健吾)