ニュージーランドで飛躍する大久保友雅騎手:日本を超えた新たな挑戦
大久保友雅騎手がニュージーランドで新たな挑戦を続け、現地での評価を急上昇させている。彼の成長と未来に注目。

ニュージーランドでの新たな挑戦
大久保友雅騎手は、2024年からニュージーランドでの競馬生活をスタートさせた。日本ではわずか3勝しか挙げられなかった22歳の若者は、南半球での新たな挑戦を通じて大きく成長している。
初勝利から評価急上昇
2024年6月18日、大久保騎手はニュージーランドでの初勝利を挙げた。これをきっかけに、彼の騎乗数は増加し、着実に勝ち星を重ねている。彼は「初勝利の時にいい勝ち方ができて、そこから依頼が増えました」と語り、現地での評価が急上昇していることを明らかにした。
ライセンス取得の苦労
ニュージーランドでの騎乗ライセンス取得は容易ではなかった。現地での最低3か月以上の調教騎乗期間に加え、英語検定「IELTS」の基準スコアをクリアする必要があった。大久保騎手は、早朝から深夜まで厩舎作業と語学学校に通い、ライセンス取得に努めた。
体づくりと自己研鑽
日本では通算3勝しか挙げられなかった大久保騎手は、ニュージーランドでの生活を通じてアスリートとしての体づくりに力を入れた。低脂肪中心の食事を心がけ、体重を55キロから52キロにシェイプアップ。彼は「日本食が恋しい」と思いながらも、ひたすら自己研鑽に励んだ。
未来への展望
2024年5月31日、大久保騎手は待望の初勝利を挙げた。これを機に、現地での評価はさらに上昇。JRA所属の騎手であるため、免許更新などで日本に帰国する必要があるが、「日本には帰らない方がいい」と周囲から言われている。彼は「G1を取るまでは日本に帰らない、とまでは言いませんが、そのくらいの覚悟です」と語り、未来への希望に満ちている。
大久保友雅騎手のプロフィール
- 生年月日: 2003年6月1日
- 出身地: 滋賀県
- デビュー: 2022年3月
- 初勝利: 2022年5月15日
- 所属: JRA
大久保友雅騎手のニュージーランドでの挑戦は、彼の競馬人生に新たなページを加えるものとなっている。彼の成長と未来に注目が集まっている。