レブロン・ジェームズが語るNBAバブル生活の苦悩と勝利の意味
レブロン・ジェームズが2020年のNBAバブル生活を振り返り、精神的な苦悩と勝利の意義について語る。

2020年、新型コロナウイルスの影響により、NBAはフロリダ州オーランドのディズニーワールドに隔離空間「バブル」を設立し、シーズンを再開しました。この特殊な環境で、レブロン・ジェームズ率いるロサンゼルス・レイカーズはリーグ制覇を果たしました。
バブル生活の厳しさ
レブロンは自身のポッドキャスト番組『Mind The Game』で、バブル生活の厳しさについて語りました。
「あれは、バスケットボールのためだけにつくられたものすごく厳しい空間だった。普段、僕たちは人生でやりたいことができていると思うんだ。たくさんお金を稼いで、いろんなところに行ける。でも“バブル”の中では『レストランに行こう』とか『こんなことをやってみよう』といったことが全くできなかった。“バブル”の中では、全てがバスケットボールのためだけにある空間だったんだ」
精神的な苦悩
多くの制限がかかるバブル生活の中で、レブロンはメンタルを維持することが非常に困難だったと明かしました。
「“こんなのはもうたくさんだ。なんで自分はここにいなければいけないんだ?”という気持ちになってくる」
勝利の意義
一部のファンからは、この特殊な環境で獲得した優勝はカウントすべきではないという声が挙がっていますが、レブロンはこの勝利が自身にとって最も精神面でハードなものだったと振り返っています。
敬意と願い
パンデミックの中で隔離空間“バブル”を作りシーズンを再開させたリーグ、そして非日常の空間を戦い抜いた当時の選手に改めて敬意を表しつつ、二度と当時のような日々が戻ってこないことを願うばかりです。