山本由伸の6月の不振

山本由伸投手は、今シーズン開幕からエースとしてドジャースのローテーションを支えてきました。しかし、6月に入り、明らかに調子を落としています。3先発中2先発で5回持たずにノックアウトされ、防御率は2.64まで悪化しています。

不振の原因

不振の要因として考えられるのは、疲れです。5月の最初の登板まで、山本は中6日空けてマウンドに上がっていましたが、5月上旬以降は7試合連続で中5日での登板が続きました。その間に100球を超えた登板も2試合あり、暑さや時差、長距離移動などによる疲れがピークに達している可能性があります。

復調の鍵

山本の復調の鍵は、投球速度とストライク率にあります。具体的には、95マイル（約153キロ）の速球と30％のストライク率を達成することが重要です。これらを実現することで、再びエースとしての活躍が期待できます。

ドジャースの苦境

ドジャースは先発投手陣に故障者が続出し、苦しい台所事情が続いています。大谷翔平が復帰を果たしましたが、トミー・ジョン手術明けの選手に多くを求めることはできません。ドジャースがこの窮地を乗り越えるためには、山本の復調が不可欠です。