2025年6月18日、英国アスコット競馬場で行われたプリンスオブウェールズS（G1）において、ゴドルフィンのオンブズマン（牡4歳）が豪快な差し切りでG1初制覇を果たしました。鞍上はウィリアム・ビュイック騎手で、勝ちタイムは2分2秒51でした。

レースのハイライト

オンブズマンは5番人気の伏兵評価でしたが、最後の直線で馬群を巧みに切り抜け、大外から一気に伸びて2着アンマートに2馬身差をつける衝撃の勝利を収めました。2歳時は未出走で、昨年6月にデビューし、G3プランスドランジュ賞まで4戦無敗でシーズンを終えていました。今年の始動戦となった前走G3ブリガディアジェラードSでの2着から、ここで見事な復活を遂げました。

関係者のコメント

管理するジョン・ゴスデン師は、「すべてオーナーのシェイク・モハメドのおかげです。この馬を購入したときに『まだ未熟な馬です』と伝えると、『好きなだけ時間をかけてくれ』と言われました。私にとっても、間違いなく、最も任せてくれるオーナーですね。馬はどんどん成長しています。まだレースを使っていないので、（次走に）エクリプスSも期待できます」とコメントしました。

ビュイック騎手は、「ここで勝つのは本当に特別です。調教で騎乗していて、すごく調子が良かったので、負けるとしたら、不運な負けだったと思います。感銘を受けるパフォーマンスでした」とオンブズマンの走りを絶賛しています。

今後の展望

オンブズマンの次走はエクリプスSが期待されています。今後もさらなる活躍が期待される注目の馬です。