帝京大学が圧巻のフィジカル戦術で明大を完封!関東大学ラグビー春季交流大会第4戦の激闘を徹底分析
関東大学春季交流大会第4戦で帝京大学が明治大学をノートライ完封。フィジカル勝負と緻密な戦術が光った帝京大の圧勝劇を、選手インタビューと戦術分析で詳細解説。


帝京大の鉄壁ディフェンスが明大の攻撃を封殺
前半4分、明大がファーストスクラムでペナルティ獲得するも、帝京大CTB東海隼(情コミ4)の低姿勢タックルが攻撃の芽を摘む。"ターンオーバーの瞬間、相手の呼吸が乱れるのが感じられた"(東海・試合後談)。
試合の転換点となった2つの決定的プレー
- 8分目 帝京大FWの連続オフロード 3人抜き突破から生まれたスペースへCTBが突進。"体勢を崩されてもパスコースを作る意識が違った"(明大FL亀井)
- 38分目 左サイドへの縦パス連係 スクラムからの速攻でウィングまで10mパス3本を正確に繋ぎ、サイドアタックを決定的に
明大が得た3大チャンスと敗因分析
- 前半16分 モール形成失敗 西野HO(文4)の正確なスローも、帝京大FLの体当たりジャッカルに阻まれる
- 23分 22mキックチャンス 伊藤SO(商3)の正確な蹴り込みも、FWのサポート遅れでノックオン
- 後半51分 スクラム押し込み 山口PR(政経3)の突進も帝京大LOの重心制御でライン突破ならず
選手インタビューにみる両校の温度差
帝京大SH中村選手(経営4):
「湿度の高いコンディションでもハンドリング精度を維持するため、グリップテープを二重に巻く工夫をしていました」
明大伊藤SO:
「フィジカルコンタクトで常に後手に回り、攻撃リズムを作れなかった。夏合宿での筋力アップが急務です」
次節への布石
帝京大はスクラム成功率92%(今季最高)、ラインアウト獲得率85%を記録。明大はタックル成功率68%と課題残す。7月1日の早稲田戦に向け、両校の調整が注目される。