2025年F1第11戦オーストリアGP:ノリスの逆転勝利とローソンの驚異的なパフォーマンス
2025年F1第11戦オーストリアGPでのランド・ノリスの逆転勝利とリアム・ローソンの驚異的なパフォーマンスを振り返る。

ノリスの逆転勝利
ランド・ノリス(マクラーレン)は、前戦カナダでの失意から見事に立ち直り、オーストリアGPで予選1番手から決勝1位を獲得した。ノリスはレッドブルリンクでのフリープラクティスで最速タイムを記録し、予選を完全に支配。決勝ではスタートからフィニッシュまでレースをリードし、ハードタイヤでの速さとミディアムタイヤでの的確なギャップ管理で勝利を手にした。
ルクレールの表彰台
シャルル・ルクレール(フェラーリ)は、予選2番手から決勝3位に入り、フェラーリに再び表彰台をもたらした。ルクレールは予選でマクラーレン2台の間に割って入ることに成功したが、決勝ではノリスにラインを閉じられ、ピアストリに対して防御することができず、ポジションを落とした。しかし、最後のスティントでのペースは、SF-25の進歩を示すものだった。
ピアストリの奮闘
オスカー・ピアストリ(マクラーレン)は、予選3番手から決勝2位に入り、厳しい状況のなかで最大限の結果を出した。ピアストリは決勝スタート直後にルクレールをオーバーテイクし、ノリスに対して激しいプレッシャーをかけたが、11周目にチームメイトの巧みな判断に敗れ、2番手にとどまった。
ボルトレートの初ポイント
ガブリエル・ボルトレート(キック・ザウバー)は、予選8番手から決勝8位に入り、F1で初ポイントを獲得した。ボルトレートは週末を通してトップ10圏内で戦い、冷静さを保ちながらミスを犯さず、ザウバーが彼と長期契約を結んだのは良い判断だったことを証明した。
ローソンの驚異的なパフォーマンス
リアム・ローソン(レーシングブルズ)は、予選6番手から決勝6位に入り、F1キャリアで最高の週末を過ごした。ローソンはハジャーよりも予選で上位に立ち、フェルスタッペンより前のグリッドを確保。決勝ではDRS圏内を走り続けるアロンソからの攻撃に対し、防御し続け、貴重な8ポイントを稼いだ。