【カーリング】ミラノ・コルティナ五輪へ向けたフォルティウスの挑戦:練習公開と新シーズンの戦略
フォルティウスがミラノ・コルティナ五輪に向けた練習を公開。新シーズンの戦略と代表決定戦への意気込みを紹介。

カーリング女子チーム・フォルティウスが24日、札幌市内で練習を公開しました。2026年ミラノ・コルティナ五輪シーズンが始まり、フォルティウスは9月の日本代表候補決定戦(北海道稚内市)で、北京五輪銀メダルのロコ・ソラーレと日本選手権優勝のSC軽井沢クとの激戦を勝ち抜き、12月の五輪世界最終予選(カナダ)での五輪出場枠を目指します。
スキップの吉村紗也香(33)は「しっかりこのメンバーで五輪金メダルに向けて、まずは9月にみんなでピークを合わせていきながら、いいパフォーマンスをしたい。そこに向けていい準備をして臨みたい」と意気込みを語りました。
吉村は、オフシーズンに1歳7カ月の長男と過ごす時間を大切にし、「短い期間ながら、充実して過ごせた」と英気を養いました。今季の公式戦初戦となる北海道ツアーの稚内みどりチャレンジ杯(7月31日開幕)では、9月の決戦と同じ会場でロコ・ソラーレとSC軽井沢クも出場予定で、前哨戦として注目されます。
前回の五輪代表決定戦では、ロコ・ソラーレとの一騎打ちで2勝から3連敗の逆転を喫し、五輪への道が閉ざされました。「その悔しい思いは今も忘れていない」と吉村。2025年日本選手権覇者として、4年前の雪辱を果たすべく、新シーズンに臨みます。