【広島IH】新時代のスプリント!清水空跳が10秒00の高校新&世界記録樹立 宮下輝一は八種競技で前人未到の偉業達成
広島インターハイ2日目は歴史的瞬間が連発!男子100mで清水空跳がU18世界最高記録更新の10秒00をマーク。八種競技では宮下輝一が3年連続入賞&高校新記録6325点を樹立。地元・松本真奈が女子100mで劇的Vを飾る熱狂のレポート。

男子100mで新時代幕開け
星稜・清水空跳(2年)が風速+1.7mの中、前人未到の10秒00を叩き出した。桐生祥秀の高校記録(10秒01)を11年ぶりに更新し、東京世界選手権参加標準記録(10秒00)を完全掌握。スタートから爆発的な加速を見せ、50m過ぎで完全に独走状態に。ゴール後は「まだ余裕があった」とさらなる進化を予感させるコメント。
八種競技の革命児
市船橋・宮下輝一(3年)が総合6325点の金字塔を樹立。110mハードル15秒05、やり投62m13など全8種目で安定したパフォーマンスを発揮。特に最終種目1500mでは4分24秒13のトップタイムで締めくくり、3年連続表彰台という前人未到の偉業を達成。「総合6500点が見えてきた」と宣言した。
地元熱狂の女子100m
広島皆実・松本真奈(3年)が追風参考記録ながら11秒42で地元初優勝。スタート反応タイム0.122秒の爆発的な出だしが勝負を決め、ゴール後は観客席から「マナ!マナ!」の大合唱が湧き起こった。2位争いは田中里歩(伊奈学園)が1000分の1秒差でメダルを獲得する接戦に。
その他注目記録
- 男子棒高跳:阿南光・井上直哉が5m31の大会新(歴代6位)
- 女子400m:市川・バログン・ハル(2年)が53秒07の大会新
- 男子やり投:名古屋大谷・岩坂レオンが67m87の大記録
- 競歩:西脇工・山田大智が20分13秒72で悲願の初優勝
次世代スター続々
今大会は2年生選手が計8種目で表彰台に立つなど、2026年世代の台頭が顕著に。陸上関係者は「パリ五輪以降の日本陸界を支える黄金世代が誕生した」と絶賛している。