【陸上】菊池晴太が広島IHで劇的逆転V!自己新1分49秒11をマーク「優勝実感ないが…」
広島インターハイ男子800mで菊池晴太が自己新記録1分49秒11で優勝。残り100mでの逆転劇と今後の目標に迫る。U20日本選手権や国スポへの意気込みも語った。

レース戦略の緻密さ
菊池晴太(盛岡四高3年)は集団後方から冷静なレース運びを展開。1周目53秒36のラップを確認し「残り150mからのスパートが決まると確信した」と分析。最終直線で他選手を圧倒する加速力を見せ、昨年の自己記録を0.36秒更新する1分49秒11を叩き出した。
記録更新への道程
- ペース配分の進化: 前回大会の反省から400m54~55秒ペース維持トレーニングを強化
- メンタル改革: 「ハイペースでも崩れない走り」を意識した冬季合宿の成果
- データ分析: レース毎のラップタイムを詳細に記録し戦略構築
今後の展望と課題
「残り400mからのロングスパートに課題を感じている。1分47秒台突破にはペース配分のさらなる精度向上が必要」
9月のU20日本選手権では海外選手との対戦を想定したインターバルトレーニングを計画。高校歴代10位入り(1分48秒23)を目指し、スパート距離の延長に取り組む方針を明らかにした。
関係者の評価
陸上関係者は「最後の直線加速が圧巻。ターゲットタイムを設定した科学的トレーニングが功を奏した」と分析。今季の国スポでは表彰台最上位を狙うポテンシャルを指摘する声が多数上がっている。