ラグビー日本代表、PNC2025に向けた合宿で絆と戦術を強化
ラグビー日本代表がPNC2025に向けた合宿を開始。FW陣が絆と戦術を強化し、初戦のカナダ戦に備える。

合宿のスタート
先週末、『パシフィックネーションズカップ(PNC)2025』に向けたラグビー日本代表の合宿が東京でスタートしました。FWが主体となったこの合宿では、初日の8月15日と翌16日のトレーニングが公開され、練習後にはメディア対応が行われました。
選手たちの意気込み
初日にはPR木村星南(東芝ブレイブルーパス東京)とFL下川甲嗣(東京サントリーサンゴリアス)、2日目にはHO原田衛(BL東京)とFL奥井章仁(トヨタヴェルブリッツ)がメディアの質問に応えました。
木村星南は、ブレイクダウンの改善点に焦点を当て、3日間の合宿でチームのアイデンティティを確認し、絆を深めることを優先すると語りました。
下川甲嗣は、ケガからの復帰を経て、再び選ばれたことに感謝し、成長しながら自分の良さを出していきたいと意気込みを語りました。
原田衛は、FWキャンプとしてスクラムとモールのアタックとディフェンスに力を入れ、PNCではモールでのトライを目指すと述べました。
奥井章仁は、競争率の高いポジションで毎日チャレンジを楽しみ、スピードとディフェンスラインの向上に努めると語りました。
PNCへの抱負
4人はそれぞれPNCへの抱負を語りました。
木村星南は、フィジー戦でのディフェンスの重要性を強調し、ツーマンタックルの徹底を目指すと述べました。
下川甲嗣は、昨年の決勝でフィジーに敗れた経験を踏まえ、次は優勝を目指し、チームに勇気を与えることを誓いました。
原田衛は、セットプレーとディフェンスの安定を図り、フィジーに勝つための戦略を練ると語りました。
奥井章仁は、初戦のカナダ戦に向けて最高のパフォーマンスを見せたいと意気込みを語りました。
リーダーシップの自覚
リーチ・マイケルが不在の中、下川甲嗣と原田衛はリーダーとしての自覚を問われ、チームに良い影響を与えたいと述べました。
合宿の強化ポイント
伊藤鐘史ACは、エディー・ジョーンズHCから託された強化ポイントとして、FWの絆、モールのアタックとディフェンス、キャパシティーの向上を挙げました。
今後のスケジュール
8月17日まで東京合宿を行ったFW陣は、同日にBK主体の宮崎合宿に合流し、8月30日のカナダ戦に向けて準備を進めます。その後、9月6日のアメリカ戦、14日の準決勝・5位決定戦、20日の決勝・3位決定戦と続きます。カナダ戦のチケットは現在発売中です。