【全米オープン予選】若き新星・坂本怜がフルセット死闘の末に敗退 世界136位ブセに及ばず本戦切符逃す
19歳の期待星・坂本怜が全米オープン予選2回戦で世界136位のペルー代表ブセにフルセットの末敗戦。第3セット最終盤まで続いた熱戦の軌跡と若手選手の成長可能性に注目。

激闘3セットの攻防戦詳細
第1セット(4-6)
序盤から鋭いリターンを武器に互いにブレークを奪い合う接戦展開。第7ゲームで坂本がバックハンドのミスが響き、2度目のブレークを許す。サーブ勝負で相手の経験値が光る局面に。
第2セット(6-4)
第5ゲームで鋭いダウンザラインを決めてブレークを奪取。終盤の第10ゲームでは相手の二発サーバーを徹底攻撃し、セットカウントを奪い返す鮮やかな逆襲劇。
ファイナルセット(4-6)
開始早々のブレークで苦しい立ち上がりとなるも、第2ゲームで素早いネット詰めで即座にブレークバック。しかし第3ゲームでのディープコーナーへのショット判断に課題が残り、最終的にスタミナ切れが勝敗を分ける結果に。
データ分析
- エース数:坂本5本 vs ブセ9本
- ウィナー数:42 vs 51
- ブレークチャンス成功率:58% vs 63%
次世代への期待
清水悠太選手が予選決勝進出を決める中、日本勢の若手育成プロジェクトの成果が徐々に表れ始めている。坂本は今季4つのチャレンジャー大会でベスト8入りを果たしており、コーチ陣は「サーブのバリエーション増加とメンタル強化が次なる課題」と今後の成長に期待を寄せた。