19歳のサッカー神童、世界舞台での挑戦を前に心境語る
若きFW石井久継がU-20アジア杯に臨む意気込みとこれまでのサッカー人生を振り返る。

石井久継(湘南)は、2025年2月中旬に開催されるAFC U-20アジア杯を前に、自身のサッカーキャリアと夢への期待を語った。彼は「こういった大会は初めてなので、個人的にも楽しみだし、何でもいいから爪痕を残してチームを勝たせたい」と意気込みを述べ、強い決意を示した。
19歳の石井は、2005年に生まれ、湘南U-18からトップチームに昇格し、J1リーグ戦で通算18試合1得点を記録した。
彼にとって、世界を舞台にする経験は初めて。ただし、U-15日本代表候補として選出されてからは、毎年代表チームに選ばれていた。しかし、コロナ禍の影響で多くの公式大会が中止となり、彼のキャリアの転機はなかなか訪れなかった。
石井は岡山県出身で、小学生の頃は広島県の福山ローザス・セレソンでプレーし、注目を集めていた。特に2017年のU-12ジュニアサッカーワールドチャレンジでは、期待の星としてメディアに取り上げられる存在となった。その当時の知名度は彼にとって重圧ではなく、楽しみの一部であったようだ。彼は「注目されてきたが、サッカーを好きでやりたいという気持ちが強い」と語り、プレッシャーを感じることはなかったと振り返る。
また石井は、高校時代に他の選手との切磋琢磨が成長に繋がったと考えている。チームの仲間や過去のライバルとの出会いが、彼に新しい挑戦の機会を与えてくれた。
U-20アジア杯を控え、石井は「こういった大きな大会には初めて出場するので、様々な経験ができると思う」と期待を寄せている。「相手のプレースタイルや大会の雰囲気を掴み、冷静に自分のプレーを守りたい」とし、将来への期待を持ちながら、初めての大舞台に臨む。
果たして、神童と称された石井久継は、世界の舞台で自らの力を証明することができるのか。今後の活躍に大いに注目が集まる。