ミラノ・コルティナ五輪へ向けた吉村紗也香の覚悟と母の強さ
フォルティウスの吉村紗也香が、母としての強さを武器に、ミラノ・コルティナ五輪出場を目指す。

吉村紗也香のカーリング人生
吉村紗也香は、北海道の常呂高時代からカーリングの才能を発揮し、札幌国際大学、北海道銀行を経て、国内外で豊富な経験を積んできた。特に、2013年の世界ジュニア選手権では、日本勢初の銅メダルを獲得し、その実力を世界に示した。
五輪への挑戦と挫折
吉村は、2014年ソチ五輪、2018年平昌五輪、そして2022年北京五輪と、3度にわたって五輪出場を逃すという苦い経験をしている。特に、北京五輪の日本代表決定戦では、ロコ・ソラーレに2連勝した後、3連敗を喫し、号泣するほど悔しい思いをした。
母としての強さ
一昨年、長男を出産し、母となった吉村は、1年1カ月の産休を経て、カーリングに復帰。母としての責任感と覚悟を持って、ミラノ・コルティナ五輪へ向けて再び挑戦している。彼女は、「大会や遠征で離れて寂しい思いはあるが、そこは自分が選んだ道」と語り、母の強さを自然と身につけている。
チームメートの評価
高校時代の同級生で、現在はチームメートの小野寺佳歩は、「産休のブランクがあったとは思えない活躍。一皮むけたような感じ」と吉村の成長を評価している。
ミラノ・コルティナ五輪への意気込み
今大会は、ミラノ・コルティナ五輪の日本代表候補選考を兼ねており、フォルティウスは優勝しか次の扉を開ける道はない。吉村は、「力強いカーリングをして、一番は試合に勝つ。そこに重きを置いて戦っていきたい」と意気込みを語っている。
今後の展望
吉村紗也香は、過去の悔しさをバネに、母としての強さと豊富な経験を活かし、ミラノ・コルティナ五輪出場を目指して全力で戦い続ける。彼女の執念と覚悟が、今後のカーリング界に新たな歴史を刻むことだろう。
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