横浜商大・宮崎海外野手、悔しさを原動力に悲願のリーグ優勝を目指す
横浜商大の主将・宮崎海外野手は、チームを優勝に導くために、悔しさを原動力に練習に取り組んでいます。

主将としてチームを引っ張る宮崎 今秋のドラフト候補となる選手にスポットを当てる「スポニチスカウト部」。アマチュア担当記者の独自目線による能力分析とともに、選手の素顔を紹介する。第 2 回は神奈川大学野球リーグ 1 部に所属する横浜商大の主将・宮崎海外野手(3 年)。5 季連続 2 位のチームを優勝に導き、プロの世界を目指す。 チームは 5 季連続の 2 位。主将としてチームをまとめる宮崎は、1 月 5 日の練習始めの際、ミーティングで語気を強めた。「この冬の練習をどう取り組むかで、強いチームになるのか、弱いチームになるのかが決まる」。優勝にあと一歩届かなかった現実を受け止め、個々の意識を変えてチーム力で頂点を狙いにいく。 悔しさが原動力になっている。昨秋の関東地区大学野球選手権。勝てば明治神宮大会出場が決まる創価大との準決勝で、延長 10 回タイブレークの先頭打者で中飛に倒れた。チームはサヨナラ負け。「自分が打れずに負けてしまった。同じことをやっていても勝てない」と、冬は例年以上にチームでウエートトレーニングに取り組み、振り込む量も増やした。 愛工大名電(愛知)では広島・田村と同期だった。毎年、年末に顔を合わせるたびに、プロへの思いは強くなる。「結構、刺激になるし、凄いなと思う。自分ももっと頑張らないといけないと思わせてくれる。一緒の舞台でやってみたい気持ちは強い。プロを目指したい」。ライバルの背中を追って、ドラフト指名を受ける選手になることが目標だ。 今季は左翼から中堅にコンバートされる。「センターは人生で初めてです。守備力が足りていないので基礎から取り組んでいる。バッティングだけでは上の世界でやっていけない」。オフシーズンは打撃だけではなく守備にも時間を割いている。 3 年時には 4 番打者として春秋ともに打率 3 割をマーク。最終学年となる今季はマークが厳しくなることが予想されるが、その上を行く構えだ。「どうやってチーム力を上げて戦うか。それを考えてやっていきたい」と春季リーグ戦開幕を見据えた。(川島 毅洋)
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