球探が注目する二大エースの攻防

歴代最速タイ155km右腕・石垣元気の可能性

2025年8月13日、健大高崎（群馬）のエース石垣元気が京都国際戦で7回から登板。2回無失点の好投を見せるもチーム敗退という結果に。セ・リーグ球団スカウトは「体の大きさに反比例する球威が最大の武器」と評価。

主な特徴:

• 身長180cm/体重78kgの均整型体格
• 最大球速155km/h（甲子園歴代最速タイ）
• スライダー・カーブの制球力向上

神村学園・早瀬朔の粘り強い投球

鹿児島代表・神村学園のエース早瀬朔は創成館戦で7回1失点の好投。パ・リーグスカウトは「185cmの長身から繰り出す148km速球と身体の柔軟性が将来性を感じさせる」と高評価。

注目ポイント:

• プロ志望を正式表明
• 夏の大会で10被安打ながら失点1に抑える粘り
• スライダーの回転数がプロレベル

7回制導入がもたらすスカウト活動の変革

改革の背景と影響

2026年導入予定の7回制について、日本学生野球協会関係者は「投手の故障予防が主目的」と説明。しかしプロ球団スカウト陣からは「6イニング程度では真の実力が測れない」との懸念の声が。

想定される変化:

1. 長期戦を想定した戦略構築の必要性
2. 中継ぎ投手の評価基準の見直し
3. 打撃面での総合力評価の比重増加

ドラフト候補の未来図

スカウトが語る次世代エース

複数球団スカウトへの取材で判明した最新評価：

「球速だけでなく、ピッチングIQの高さが現代野球では重要」（セ・リーグスカウト部長）

データで見る甲子園投手史

• 直近5年間の平均球速上昇率：+3.2%/年
• 7回完投率：62% → 導入後は45%予測
• プロ入り成功率：3年連続で22%前後

今後の注目ポイント:

1. 秋季ドラフトでの指名順位
2. 新制度下での投手起用法
3. 国際大会での活躍可能性