医学部と文武両道チーム、逸材も期待!国立大同士の対決など注目カードが目白押し!<準硬式・関東選手権>
第 67 回関東地区大学準硬式野球選手権大会が 3 月 10 日から 24 日にかけて関東各地で開催されます。注目は優勝校候補や強豪校といったシード校ですが、医学部や薬学部といった理系の大学も準硬式野球には多彩なチームが所属しており、大会序盤を盛り上げるでしょう。


第 67 回関東地区大学準硬式野球選手権大会
3 月 10 日から 24 日にかけて関東各地で開催される第 67 回関東地区大学準硬式野球選手権大会。注目は、優勝校候補や強豪校といったシード校に集まりがちではあるが、大学準硬式野球には多彩なチームが所属している。
医学部や薬学部といった理系。学力に優れた大学や人数が少ないながらも活動を継続し、合同チームを結成するなど様々な大学が連盟には所属しており、大会序盤を盛り上げるだろう。
そもそも関東地区には、医学部のチームとして、以下の学校が活動している。
<関東地区に所属する医学部一覧> ・※東海大学医学部(神奈川リーグ) ・※防衛医科大学校(北関東リーグ) ・筑波大学医学群(北関東リーグ) ・※自治医科大(北関東リーグ) ・群馬大(北関東リーグ) ・山梨大学医学部(新関東リーグ) ・日本大学医学部(新関東リーグ) ※は今大会出場辞退チーム
医学部は、3 月でも実習や授業など多忙な大学が多く、同時期に開催される関東選手権への出場を辞退する大学も少なくない。しかし、実力を持った大学は多く、過去に群馬大からは、昨年からくふうハヤテベンチャーズ静岡へ進み、NPB を目指して活躍を続ける元 U-15 代表経験者・竹内奎人投手(静岡出身)。
防衛医科大学校は、昨年開催された関東 JUNKO オールスターにて最優秀投手賞に輝き、秋には関東選抜に選出された奥山虎太郎投手(仙台一出身)など医学と野球を両立する選手が多い。
また運営面でも、夏に医学部大学のみが出場する大会が存在しているなど充実している。文武両道を貫きながら、医学部は医学部なりの形で準硬式が繰り広げられている。
今大会の台風の目は医学部か?
そんな医学部のなかで、今大会注目なのは群馬大。特に強打が光る木山拓来内野手(玉野光南出身)は注目で、2 年前には全国大会にも出場した経験者である。初戦は薬学部である明治薬科大学との対戦となり、学力の優れた学校同士の対決でどのような試合を繰り広げるか。
筑波大学医学群も、進学校出身の選手が数多く所属しており注目。なかでも昨年の関東 JUNKO オールスターにて、東京六大学選抜相手に好投した濱谷 翔真投手(県千葉出身)。北関東リーグで新人賞を受賞した横山 大河内野手(西出身)の 2 人に注目である。初戦は横浜国立大と国立大同士の対決となる。
その他、日本大学医学部は、都留文科大との初戦で、勝てば星薬科大と日本大の勝者との対戦となっており、日大ダービーが実現する可能性がある。また山梨大学医学部は、東京電機大と一橋大の勝者との初戦となる。過去 2 年間は東都 1 部に所属する東洋大に善戦しており、今大会の台風の目となることが期待される。