【ラグビーリーグワン】稲垣啓太、復活の誓い!準決勝東京ベイ戦に向けて万全の準備
ラグビーリーグワン1部の埼玉、稲垣啓太が準決勝東京ベイ戦に向けて復活を宣言。ケガを乗り越え、万全の状態で臨む意気込みを語る。

ラグビーリーグワン1部の埼玉は、プレーオフ準決勝の東京ベイ戦(25日、東京・秩父宮ラグビー場)に向けて、熊谷市内で全体練習を実施しました。10日のレギュラーシーズン最終節の東京SG戦で左膝を痛め、出場時間わずか2分で退いていたPR稲垣啓太も元気な姿を披露。個人練習もこなし、「大きなトラブルではなかったのが不幸中の幸い。何もなかったんです。(練習を)やっているんで」とドヤ顔で強調しました。
10日の試合は途中出場し、ファーストタッチで古傷の左膝付近にタックルを受け、そのままうずくまりました。昨季も同じ熊谷での国際交流試合で左膝を負傷し、その後のシーズンを棒に振りました。直後は稲垣自身、同じ状況が脳裏をよぎったそうで、「個人的には無理だと思った」と話したものの、その後に精密検査を受け、大事には至らず。「できるなら100%やる」と準決勝出場にも意欲を燃やしました。
レギュラーシーズンで東京ベイには1勝1分けも、今月3日の対戦では最終盤に追い付かれ、29―29で引き分けました。逃げ切りを図るべき場面で意思統一できずに同点トライを許しただけに、「実質負け試合」と反省。それでも負けたら終わりのプレーオフに向けては最高の教科書になったようで、「教訓を得て2週間、同じシチュエーションをつくって練習してきた。白黒付けたい」と必勝を誓いました。
今季最後のホームゲームでもあった10日は、ケガのためにグラウンド1周やあいさつなどのセレモニーに参加できませんでした。「最後に(グラウンドを)回れなかったのが心残り」とファン思いの一面をみせた稲垣。「プレーオフで何かを残したい」と、3季ぶりのリーグ制覇をファンに届けることを誓いました。