全日本大学野球選手権で躍動した投手たち:桜井頼之介、中西聖輝、大矢琉晟の活躍
2025年全日本大学野球選手権で注目を集めた投手たちの活躍を紹介。桜井頼之介、中西聖輝、大矢琉晟らのピッチングに焦点を当てる。

桜井頼之介(東北福祉大)の活躍
東北福祉大の桜井頼之介は、今大会で最もアピールに成功した投手の一人です。1回戦の九州産業大戦では7.2回を投げて2失点と試合を作り、2回戦の東日本国際大戦ではリリーフで3回を被安打0、無失点と好投しました。準決勝の青山学院大戦では4回途中3失点で降板しましたが、決勝の福井工大戦では9回を一人で投げ抜いて1失点完投勝利を収め、見事胴上げ投手となりました。
中西聖輝(青山学院大)の成長
中西聖輝は、準決勝の東北福祉大戦では4.1回を投げて6失点と打ち込まれましたが、初戦の奈良学園大戦では7回を被安打1、四死球0、8奪三振で無失点とほぼ完璧なピッチングを見せました。昨年までと比べて明らかに出力が上がり、150キロを超えることも珍しくありません。
大矢琉晟(中京大)の驚きの投球
大矢琉晟は、これまでリーグ戦未勝利でしたが、2回戦の近畿大戦で先発を任せられると、立ち上がりから150キロを超えるストレートを連発。最終的に7回を投げて被安打3、8奪三振、四死球0という見事な投球でチームを勝利に導きました。
その他の注目投手
磯部祐吉(中京大2年)も、2回戦の近畿大戦で大矢の後を受けて登板して1.1回をパーフェクト、2奪三振の好リリーフを見せました。高校時代は東松快征(現オリックス)の控え投手でしたが、大学進学後に大きくスピードアップし、今大会では最速153キロをマークしました。
まとめ
今大会では、多くの投手がその力を発揮し、ドラフト候補としての評価を確実に上げました。桜井頼之介、中西聖輝、大矢琉晟らの活躍は、今後のプロ野球界での活躍が期待されます。