【ヤクルト】ドラ1位中村優斗が侍JAPAN経験の右腕炸裂!5回粘投でプロ初星 広島戦で今季初白星獲得
ヤクルトのドラフト1位・中村優斗投手がプロ初勝利をマツダスタジアムで飾った。5回7安打無失点の粘り投球で広島打線を封じ、侍ジャパン経験者の実力を証明。チームは今季初の広島戦勝利で借金25に改善。

プロ初勝利の軌跡
2025年7月3日 マツダスタジアム - ヤクルトスワローズのルーキー・中村優斗投手(22)がプロ野球デビュー2戦目で待望の初白星を獲得。5回7安打無失点の粘投で広島カープ打線を翻弄し、チームの5-0勝利の立役者となった。
緊迫の5回2死満塁
最大のピンチは5回2死満塁。ファビアン・セペダとの対戦で1-2から放った127kmスライダーが中前へ飛んだ瞬間、中村は「完全にタイミングを外せた」と安堵の表情。この捕邪飛で危機を脱すると、グラブを叩いてベンチへ駆け戻る姿に成長の片鱗が見えた。
侍JAPAN仕込みの制球力
「大学時代に侍ジャパンで学んだプレッシャーのかけ方が役立ちました」
3季連続奪三振王の実績を持つ右腕は、変化球の角度とコントロールで広島打線を翻弄。6回に代打を送られるまで85球を投げ込み、プロ初先発勝利の金字塔を打ち立てた。
チームの攻撃力が爆発
- 1回表:赤羽由紘の中前適時打で先制
- 6回表:伊藤智成の適時打に続き、増田大輝が左中間へ3ラン弾
- チーム打率.278の好調打線が5得点を記録
新戦力の可能性
中村は諫早農高→愛知工大ルートでプロ入り。大学通算16勝、侍ジャパン代表経験を経て、1600万円契約でヤクルトの未来を担う。176cmの小柄な体型ながら、最速151kmの直球と多彩な変化球が武器だ。
次戦展望:8日のDeNA戦で2勝目を狙う中村。「先輩投手たちから学んだリカバリー術を活かしたい」と意欲を語った。