大相撲・王鵬が稲沢市で交通安全啓発!「ファンの声が力に」名古屋場所へ向けた新関脇の覚悟
大相撲関脇・王鵬が稲沢市で一日警察署長を務め、交通安全を呼びかけ。春場所での課題を経て、名古屋場所では「足を前に出す意識」で再起を誓う。地元愛あふれる社会貢献活動と最新調整状況をレポート。

地域と共に歩む力士の社会貢献
2025年7月6日、大嶽部屋所属の関脇・王鵬(25)が愛知県稲沢市で一日警察署長を務めた。部屋の宿舎がある地元地域との交流を深めるこの企画では、約100人の市民が参加。
「信号機のない横断歩道では手を挙げて渡りましょう」
王鵬は子どもたちと交通安全クイズを実施しながら、自身の大きな手本で正しい横断方法を実演。柔らかな笑顔で「皆さんの応援が土俵での活力になっています」と語りかけた。
新三役としての課題と成長
場所 | 成績 | 備考 |
---|---|---|
初場所 | 12勝3敗 | 技能賞獲得 |
春場所 | 6勝9敗 | 関脇昇進後初負け越し |
大銀杏を結った姿で交通安全を呼びかける王鵬の背後には、春場所での苦い経験が。新三役としての重圧を感じたというが、「稽古量は増やさず、質的向上に注力」と分析。
名古屋場所へ向けた調整
- 足さばき改善のためのすり足特訓を実施
- 地元愛知での開催を「第二の故郷での晴れ舞台」と位置付け
- 稽古後のストレッチ時間を20分増加
「体のキレが戻ってきた実感がある。前に出る相撲でファンを沸かせたい」と意気込みを語る。大の里戦での速攻パターン再現に力を入れるなど、地元メディアの注目を集めている。
ファンとの新たな絆
イベント終了後、サイン会では「名古屋場所で必ず勝ち越しを!」との声が多数。警察官姿の記念撮影に応じるなど、従来の力士像を超えた親近感ある姿がSNSで話題を呼んでいる。