【高校野球】伊賀の新星・西川篤夢が投打で大活躍!神村学園高が初戦突破
神村学園高伊賀の西川篤夢が投打で大活躍し、チームを初戦突破に導いた。大谷翔平を彷彿とさせる逸材の活躍に注目が集まる。

投打で活躍した神村学園高伊賀・西川篤夢
第107回全国高校野球選手権三重大会の1回戦で、神村学園高伊賀が亀山を10-2で下し、7回コールドゲームで勝利を収めた。この試合で注目を集めたのが、神村学園高伊賀の西川篤夢主将だ。
西川主将は「1番・投手」として先発出場し、今春から使い始めた木製バットで初回に左前打、2回2死三塁で右翼へ適時二塁打、5回2死で中前打を放つなど、5打数3安打1打点の大活躍を見せた。さらに、5回には50メートル走5秒9の俊足で二盗に成功し、3得点を挙げて初戦突破に大きく貢献した。
投手としても高い評価
西川主将は、3年生が6人しかいないチーム事情で、2年秋から投手を兼任。この日は先発で4回1安打2失点、自己最速タイの145キロを計測した。スライダー、カットボール、カーブ、スプリット、チェンジアップ、ツーシームと、短期間で6球種をマスターした身体能力の高さが際立った。
プロスカウトも熱視線
この試合には阪神、中日など9球団16人のスカウトが視察に訪れた。西川主将は投手としてよりも、183センチの大型遊撃手としての評価が高く、プロを志望する彼にとっての“忍法”は「忍者のように素早く動く守備」だという。巨人・榑松スカウトディレクターは「野球センスがある。投球を見ると、守備力の高さも分かる」と熱視線を送った。
地元・伊賀での甲子園を目指して
西川主将は、小・中学時代は県外でプレーしていたが、「最後は地元・伊賀の高校で甲子園を目指したい」と、今年で創部6年目の神村学園高伊賀に進学した。今夏でブレイクし、ともに同校初の甲子園&NPBに“参上”することを目指している。
西川 篤夢のプロフィール
- 生年月日:2007年12月28日
- 出身地:三重・伊賀市
- 身長:183cm
- 体重:78kg
- 投打:右投左打
- 家族:両親と姉2人、兄
- 好物:母・ひとみさんが作るささみキュウリ