バドミントン界の新たな幕開け:志田千陽と松山奈未のペア解消と未来への挑戦
バドミントンの名コンビ、志田千陽と松山奈未がペア解消を発表。11年の軌跡を振り返り、それぞれの未来へと進む決意を語る。

ペア解消の発表
2025年7月8日、熊本県内で行われた会見で、バドミントン界の名コンビ「シダマツ」こと志田千陽(28)と松山奈未(27)が、8月の世界選手権(フランス・パリ)を最後にペアを解消することを発表しました。この決定は、11年間にわたる二人の共同戦闘に終止符を打つもので、会見では二人とも涙を浮かべながら、これまでの歩みと未来への決意を語りました。
二人の軌跡
志田と松山のペアは2014年に初めてタッグを組み、以来、全英オープン制覇や2024年パリ五輪での銅メダル獲得など、数々の輝かしい実績を残してきました。しかし、松山のけがや体調不良など、順風満帆ではなかった時期もありました。それでも二人は互いに支え合い、困難を乗り越えてきました。
未来への挑戦
志田は今後、五十嵐有紗(BIPROGY)と新たなペアを結成し、「世界一を目指すという目標は変わらない」と力強く宣言しました。一方、松山も現役続行の意思を表明し、「バドミントンへの情熱はまだ冷めていない」と語りました。
最後の大会
国内最終戦となる7月のジャパンオープンと、8月の世界選手権に向けて、二人は「優勝という最高の形で締めくくりたい」と意気込みを語りました。別々の道を歩むことになっても、二人の心には「最強で最高のパートナー」の存在が刻まれています。
結び
11年の軌跡を胸に、志田と松山はそれぞれの未来へと羽ばたいていきます。彼女たちの新たな挑戦が、バドミントン界に新たな風を吹き込むことを期待しています。