千里馬クラブ、悲願の初優勝!全国クラブラグビー大会で日本一に輝く

全国クラブラグビー大会決勝で、千里馬クラブが悲願の初優勝を果たしました。

全国クラブラグビー大会で悲願の初優勝を果たし、喜ぶ千里馬クラブの選手たち©JRFU

第 32 回全国クラブラグビー大会決勝(16 日、千里馬クラブ 25-10 北海道バーバリアンズ、埼玉・熊谷ラグビー場)3 大会連続 17 度目出場の千里馬クラブ(大阪府)が効果的に得点を重ねて快勝。2 大会ぶり 4 度目の決勝で悲願の日本一に輝いた。

前半 3 分過ぎから北海道 FW の連続攻撃で自陣ゴール前に釘付けにされた千里馬は 6 分、相手が大きく飛ばしたパスを FB 南紀成主将(26)がインターセプト。約 70 メートルを独走して敵陣に攻め込み、フォローした CTB マノア・ラトゥ(26)にパスをつないで先制トライ。さらに 2 連続トライを追加するなど前半を 17-5 で折り返すと、後半にも 1 トライ 1DG を加えてリードを広げ、逃げ切った。

千里馬は大阪朝鮮高の OB チームとして 1980 年に創部。現在の部員は 105 人で半数は日本人だが、朝鮮学校などの各種学校の全国高校大会へ出場は 94 年まで認められておらず、当初は花園に出たくても出る手段さえなかった選手たちが中心で、93 年から始まった全国クラブ大会での日本一に強い思いを持って戦ってきた。これまでに準優勝 3 度、4 強 6 度の実績があるが、頂点は遠かった。

チームに加入して 3 年目の南主将は勝利の瞬間を「先輩方が感極まっている姿を見て、先輩たちがやってきた長い歴史を感じた。感謝の思いが強くなった」と振り返り、李賢祉監督は「(ラグビーに限らず)在日社会で団体競技で日本一になることはなかったので、いろいろな方から祝福の連絡をいただいた。価値があったと思う。一つでも前向きな影響になれれば」と話した。

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