高校野球:静岡県で開催されたリーガ・アグレシーバで掛川東チームが優勝
高校野球の新しい取り組み、リーガ・アグレシーバが静岡県内で開催され、掛川東チームが優勝しました。

高校野球:静岡県で開催されたリーガ・アグレシーバで掛川東チームが優勝
昨夏甲子園出場校・掛川西など県内6校の野球部が参加して混合チームで戦う「シャッフルチームトーナメント」が2日、掛川東などで行われた。選手や指導者の成長を目的とした「LIGA Agresiva(リーガ・アグレシーバ)」という新しい取り組みが行われている。
2022年に3校から発足した県リーグ「LIGA(リーガ)静岡」には現在、掛川西、掛川東、沼津商、桐陽、静岡市立、浜名の6校が参加。トーナメントは負けたら終わりだが、リーグ戦は次の試合で取り戻すことができるという考えのもとでリーグ戦が行われてきた。さらに一歩進めて「交流してきたチーム同士が一緒に戦ったら新しいものが生まれそう」と掛川東・世古雄馬監督(42)ら各監督が話し合い、LIGA静岡独自で1日限定トーナメントが開催された。
戦力均衡に選手を8組に振り分け、2会場で各チーム2試合ずつ、計8試合が行われた。
試合は7回制で、掛川東会場の決勝は世古監督率いるチームが、浜名の中道誠監督(42)が指揮するチームを3―1で破り、優勝。7回に勝ち越し2点適時打を放った伊藤謙汰外野手(浜名3年)は「他の選手と喜び合うのは普段味わえない経験。野球を始めた時のように楽しめた」と笑顔を浮かべた。
試合後はプレーを振り返り、情報交換の場も設けられた。選手の情報がないままで采配を振るう指揮官には普段以上に指導力が求められる。「他のチームはこういった状況でバントをしかけるのかと学んだ」と収穫を口にする選手もいた。新しい試みが指導者と選手の学ぶ場を増やしている。
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