日大・市川祐がマダックス!96 球で無四球完封
日大・市川祐投手が 96 球で無四球完封勝利を達成。打線を抑え込み、最少失点で 9 回を投げ切った。

日大・市川祐がマダックス!96 球で無四球完封
日大の今秋のドラフト候補に挙がる、最速 152 キロ右腕のエース・市川祐投手(4 年=関東第一)がマダックス(100 球未満の完封勝利)を達成した。国学院打線を 9 回 5 安打無四球の 96 球でシャットアウト。23 年 5 月 18 日以来、2 度目の完封勝利で、リーグ通算 16 勝目。
市川は「最少失点で 9 回を投げようと思った結果が 0 につながった。テンポ良くストライクゾーンに投げられた」と、納得の表情を浮かべた。得意の投球術がさえた。「落ち球にカットボールをどのコースにも投げることができた」と、打者の打ち気をそらし、凡打の山を築いた。国学院大の鳥山泰孝監督(49)も「捉えどころが難しい。あの手、この手で交わされながら、チャンスらしいチャンスをもらえなかった」と脱帽した。
この日は開幕とあって、12 球団のスカウトが視察。西武の秋本球団副本部長は「ピッチングがうまい。変化球を使いながら、コントロールがいい。右打者のインコースにもしっかり投げられる」と評価。片岡昭吾監督(47)も、教え子の巨人赤星と比べ、「赤星と市川、2 人ともコントロールの不安はない。どんどん打たせていける投手、というところは重なる。ただ、現時点で言えば、勝ち星も含め、市川の方がいいですよ」と、エースの活躍に目を細める。
赤星は 21 年、ドラフト 3 位で巨人に入団し、今や先発ローテーションで活躍。今年、初めには「ドラフト 1 位を目指す」と口にしていた市川。先輩を超える 1 年にする。
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