十両・琴栄峰、二所ノ関一門の同世代ライバルたちと32番「本場所でも対戦する相手、いい稽古ができている」
大相撲の十両・琴栄峰が、同門のライバルたちと稽古を行い、本場所での対戦に向けて磨きをかけている。

十両力士の申し合い稽古で 32 番相撲を取る
大相撲の十両・琴栄峰(佐渡ケ嶽)が 13 日、千葉・松戸市の部屋で行われた朝稽古で、出稽古に来た同・若ノ勝(常盤山)、同・大辻(高田川)、夏場所で新十両の夢道鵬(大嶽)らによる十両力士の申し合い稽古で 32 番相撲を取った。
二所ノ関一門での激しい稽古
二所ノ関一門では巡業に参加していない十両力士を中心に各部屋に集まり、連日激しい稽古が行われている。突き押し自慢の同世代のライバルたちを相手に「立ち合いで負けないことと、番数を少しでも多く取ることを意識している」と、得意の四つ相撲に磨きをかけている。連日 30 番近い番数をこなすが「本場所でも対戦する相手、しっかりいい稽古ができている」と手応えを口にした。
先場所の振り返りと今後の目標
先場所の序盤戦は好スタートを切ったが、終盤 5 日間で 1 勝 4 敗と失速し、7 勝 8 敗と負け越し。「本当に一番の集中力がないだけ。また場所に向けて稽古をしっかり考えながら意識していきたい」と振り返った。14 日以降も一門の力士による稽古が続く予定で「自分の中で反省点が見つかったら、そこを直しながらしっかり稽古をしたい」と、さらなるレベルアップを誓った。
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