大の里、12連勝で横綱昇進へ大きく前進!夏場所13日目に優勝決定か
大の里が12連勝を達成し、横綱昇進に向けて大きく前進。夏場所13日目に優勝が決定する可能性も。

大の里、12連勝で横綱昇進へ大きく前進
大相撲夏場所12日目、大関大の里が平幕伯桜鵬をはたき込み、無傷の12連勝を達成しました。これにより、横綱昇進に向けて大きく前進しました。唯一の2敗だった横綱豊昇龍が関脇霧島に敗れ、13日目の大関戦で大の里が琴桜に勝てば、2場所連続4度目の優勝が決まります。
大の里の活躍
大の里は初顔合わせの伯桜鵬に対し、立ち合いで落ち着いて取り、相手の頭の位置が低かったのを利用して右手で首根っこを押さえつけ、体を左に開くと相手はもんどり打って転がりました。初日から無傷の白星街道を進んでいます。
横綱昇進の可能性
横綱審議委員会の内規によれば、大関で2場所連続優勝もしくはそれに準ずる成績が横綱昇進の条件です。3月の春場所で賜杯を抱いた大の里には、連続優勝が横綱昇進を意味します。
地元後援会の新規発足
大の里の活躍を受け、故郷の石川・津幡町に加え、新潟・糸魚川市にも「相撲のまち 糸魚川後援会」(仮称)が発足予定です。後援会としては珍しいNPO法人として設立し、企業からの寄付も募り、大の里を支援します。
夏場所の風習
大相撲では夏場所のこの時季に浴衣地をしつらえ、その反物を交換し合う風習があります。大の里も発注した浴衣地の図柄は向日葵の花で、その花言葉は「いちずに思う気持ち」「憧れ」です。
大の里のスピード昇進
場所後に横綱昇進を果たせば、初土俵から所要13場所となり、昭和以降では羽黒山、照国の16場所を抜き最速記録となります。年6場所制が定着した昭和33年以降でも、輪島の21場所を大きく更新します。また6場所制以降、新入幕から横綱まで所要9場所は「昭和の大横綱」といわれた大鵬の11場所を抜いて最速となります。